税金の意義や役割への理解を深める「税を考える週間」が11日から始まり、本校生徒が表彰されましたので、掲載いたします。


僕たちの税金
機械科1年D組 稲垣逸太
今回僕が税金の作文を書くにあたって、生活している中で、税金がどれだけ役に立って、どれだけ使われているか考えてみました。
そういえば僕は中学校の社会の授業で税のことを学習しました。その時は税金の大切さや意味がよく分からなかったし、深く考えても見なかったけど、義務教育の中学校と私学の高校に進学した今とでは大きく変わったとき「これが税金の力か!」と思いました。
教科書も自分で購入し、また高校の施設費や維持費を含めた入学金を自己負担になったのです。だから、もし税金が無くなってしまったら、僕たちの生活は大変な事になるのです。
まず、小学校と中学校は高校と同じように教科書代、授業料、先生の給料、校舎や体育館の修復工事代を生徒またはその親が全て払わなければなりません。
また、それ以外の事を見ても道路、橋、公園、図書館、消防署や警察署などといった公共施設の建設費用、維持費、運営費用がまかなえなくなります。このようなこともふまえて税金は必要だということを改めて分かりました。
僕の友達は昨年フィリピンにボランティア活動に行きました。フィリピンには今お金が無くて、子供は学校に行けなく満足に勉強も出来ない状態で大人になる人もたくさんいます。また、病気になっても近くに病院が無くて病院に行くことも出来ずそのまま死んでしまったり、病気のために障害をもった人もいる状態です。それどころか健康な人もろくな仕事がないので働いても給料が少なく生活は楽になりません。
だから、学校にも行けない子供達がゴミ山でゴミを集めてそれを処理したりする業者に持って行ってお金に換えてもらったりしています。ですが、もちろんほんの少ししかお金を貰えないのです。
でも、そんな国でも一生懸命で立派なお母さんの話も聞きました。その人は家で豚を飼い、その豚を売ったりしながらお金を貯めて、娘をフィリピンの大学に進学させた話を聞いてビックリしました。国が貧しくても、それでも頑張っている人がいることに感動しました。
フィリピンに比べたら日本はお金がある方だと思います。日本は税金を有効に使われているのかな?と不思議です。
最近ニュースや新聞で話題になっていますが、無駄に広く部屋数が多い国会議員の議員宿舎を作って国の借金を増やしたり、国民が毎月年金を納めているのに実際はちゃんとした管理が出来ていないために納めただけの年金を貰えなかったりしているようです。「一生懸命働いて納めているのに、貰えないのはおかし」と思います。日本はお金の使い方を間違っているのでは・・・もっと上手にお金を使ってくれたら・・・と思います。
僕たちもこれから働いて税金を払っていくけれど、このままの借金が無くならなかったり、年金問題が解決しなければ、何のために税金を払っていくのか?と思ってしまします。最近の若者はフリーターやニートが多いのはいいことではないです。でも働きやすい社会ではないからかも・・・ただそんな若者が頑張らないとこれからの日本がもっとダメになって行くのは確かなことです。色々なことが悪循環になってしまっている様な気がするのは僕だけでしょうか・・・
最初に言ったように税金が無ければ色々と困ることがたくさんあるのです。でも、その税金が有効に活用されなければ何の意味もありません。、正しく税金が活用され、もっともっといい国になっていけば良いと思います。
学生の僕も納税者だ
機械科1年B組 河田崇一郎
僕たちは、まだ学生なのだから税金なんて無関係だ、と思ったら大間違いだ。身近なところに消費税がある。たかが5%だと思っているかもしれないが、買い物の額が大きければ結構な金額になる。お小遣いで物を買うときもちゃんと税金を納めているのだ。日頃の生活の中で税金ほど私たちと密接なものはない。
現在の日本は消費税の税率が4%である。あとの1%は地方消費税だ。地方消費税は市民プールや市民公園、図書館などを作る財源にもなっている。身近なところで、こうした税金が生かされるのは嬉しい。他にも税金は、社会保障、環境問題、国際協力など、さまざまな目的に使われているのがわかり、税の大切さを知った。
2年前、僕はデンマークのドキュメントテレビを見た。デンマークはヨーロッパ諸国の中でも、福祉にとても力を入れていることもあり、消費税が高くて有名だ。25%もかかるけれでも、町はどこも住みたくなるようなきれいさだった。道路は歩行者用、自転車用、自動車用の三本に分けられていた。車いすに乗っていても、視聴覚障害者などの障害者の人たちも、お年寄りも、小さな子供達も安心して歩ける。しかも、三本を分けているのは殺風景なガードレールではなく、きれいな花壇や植木なんだ。これなら歩いてだけでも楽しい気分が味わえる。しかも道はどこも段差が無く、車いすの人が自由に行き来できる。横断歩道の真ん中には必ず休憩でいるところがあり、一息に疲れない老人のためだそうだ。そしてさらに驚いたのが教育と老後生活保障がしっかりしていることだ。デンマークでは幼稚園から大学まで、教育費が無料なのである。
中学を卒業すると、高校と専門学校に分かれる。大学は入るのは自由だが出るのはかなり難しいらしい。高校生になると生活費が国から3000クローネもらえるので独立する子も多い。だいたいみんな60歳で仕事を辞め、あとは年金で生活する。税金が高い分十分な年金をもらえる。デンマークは、最後まで自分の力で生きていけるように支援する。
そのため、国民全員に無料でホームドクターがつき、歯科検診はもとより健康診断など定期的に行う介護中心の考えより、自分の手足を動かし、自立して生活していくというのはとてもすばらしい事だと思った。
日本はここ30年間で平均寿命が10歳以上も伸びた。世界的に見てもすごく高い。それに反して出生率は低下している。現在、65歳以上の高齢者を一人を約3.6人で支えているのが、平成32年には約2.6人で支えなければならない。老後の快適で安定した生活は望めるのだろうか。税金の有効利用をもう少し真剣に考えてほしい。
国民全員が現在の日本の状況を知り、これから税金をどのように使うのかを全員で考えていかなければならないと思う。夜間、ほとんど意味のなさそうな道路工事よりも、誰でも使いやすい道、環境を考えた道を作ってほしい。また、かえって不便さを伴う介護保険や家族があまりに会いに行けない不便な土地に老人ホームを税金でたてるのなら、自分の力で生きていく手助けを税金でしてほしい。その方が老後生活を楽しく快適に過ごしていけると思う。これからも高齢者が増えていくので税率が上がるのはさけられないと思う。だからこそ納税者にとって喜ばしく励みになる税の使い方をして欲しい。。
税は私たちの暮らしを支えている。個人の財布と同じように、国民一人一人が税金を大切にする心がけがなけれあば、税の活用は成り立たない。そのことも十分によく知って、身近なところから大切に生活していきたい。
消費税について
機械科1年D組 西尾 尚泰
僕は、日本の消費税は安いと思います。ヨーロッパでは消費税は高いですが、その分生活する上で必要なお金を国が援助してくれているそうです。日本は、5%という低い水準のせいか国が援助する金が少ないような気がします。日本のように直接税が多く間接税が少ない国は、福利厚生が充実しておらず国民の負担が大きいため、発展途上国に多く見られる特徴だと僕は考えます。欧米諸国は20%ぐらいの消費税で直接税と間接税がバランスよく半分ずつぐらいになっているそうです。現在を生きる大人が少しでも多く負担するとこにより、高齢者や子供達がより良い生活を送ることが出来、将来を担う僕たちの良い見本となるのだと思います。納税することが損だと思わない。世の中を作るには、国民の税へ対する意識を変えなければならないと思います。幼い頃から税について学び、納税の必要性や大切さを知ることにより「納税することは損ではない」と考えられる大人へと成長すると思います。
今、税金を滞納している若者が多いそうですが、それは納税しても自分たちが将来、年金をもらえるようになった時のことを考えると「本当に年金をもらえるのだろうか」と不安をいだいており、国がそのことを保証してくれないためより一層不安を抱く人が増えている結果だと思います。そういう若者を減らすためにも幼い頃からの税教育は必要だと思います。税の重要性を理解することで滞納する人も減り、高齢者から小さい子供までが、より良い生活を送ることが出来、日本全体も豊かになると思います。
少子高齢化の今だからこそ出来ることは、納税している人の意識を変え、滞納者を減らし消費税を徐々に増やしていくことだと思います。大人達にも納税の重要性を理解してもらう方法は、いつくでもあるので、理解してもらい僕たちの良い見本になってもらいたいです。そして、そんな大人達の背中を見て、将来を担う僕たちは成長していき、今よりも豊かな日本を作っていきたいです。
今、僕たちが払っている消費税は国の一般会計歳入額の12.8%にしかすぎません。日本は毎年毎年「公債」という名の借金を増やしており、そのお金を「国債」にあてており結局借金は借金のままです。そこで消費税などの税率をあげることで歳入が増加し、一年に借金する額が減り、徐々にですが、日本の借金も減っていくと思います。そして必要性の低いものへの歳出を減少させ社会保障や教育へより多くの税金をあて、国民が納得いくような使い方をして欲しいです。
今、税金がどういう事に使われているのかが、あまり明確ではないように思います。もっと目に見えるところや国民の求めているところにより多くの税を使ってほしいです。
僕は今回の作文で初めて「税」についてじっくり考えました。まだ、消費税しか払っていない僕には、わからないことだらけでした。でも、税の大切さや納税する意味を知ることが出来、とても有意義でした。これから大人になり、税を払う立場になった時や自分に子供が出来たときに周りの人たちに税の大切さを伝えていきたいと思いました。
税について
機械科1年A組 櫻井 秀樹
私は、今まで税というものに対して無関心であり、税について知らずにいました。そのため、以前の私には税は「とられるもの」という意識がありました。お店で買い物をしたり、レストランなどで食事をして、会計でその代金と一緒に消費税を払うとき、いつも損をした気分になっていました。また、仕事に就き、働くようになると支払う「所得税」や「住民税」についても嫌なイメージしかありませんでした。
しかし、「税」についての知識を深めるにつれて、私たちの納めた税金が何のためにどのように使われているのかが分かってきました。その使い道は、道路や下水道、河川などの整備、市町村のゴミ処理、国民医療費の負担、私たちの授業料などで、その多くが私たちの生活に密着しており、税は私たちの暮らしを支えています。特に私たちに一番身近な税の使い道は、学校の授業料です。資料によると、私たちが公立の高校で勉強をするために国や地方自治体から補助金として、90万円ものお金が使われています。世界にはお金が無く、学校に通うことも出来ない子供達もいます。恵まれた環境の中で毎日当たり前のように机に向かって授業を受けられる私たちは、なんて幸せなのでしょう。
税金のおかげで教育を受けさせてもらっている私たちは、税金の無駄遣いをしないために、しっかり勉強しなければならないと思いました。現在の日本の財政は危機を迎えています。公債金の残高が年々増加しており、資料によると平成17年度末の公債残高は、538兆円という一般会計税収の約12年分に相当する額になると見込まれています。そんな中、現在日本が直面している問題が高齢化です。
高齢化の与える影響は大きく、高齢化の進行により、2050年には国民の三人に一人が65歳以上の高齢者になり、超高齢社会を迎えると言われています。そして、私たちが65歳になる頃には、なんと1.4人の労働人口に対して一人のお年寄りを支えることになります。そのような状況で現在のままの社会保障制度では、国民への負担は大きくなります。そのためには、まず重要なことは福祉サービスの内容の充実を計ることです。
また、福祉の点でもう一つ考えたことは、「バリアフリー」についてです。身の回りの至る所で見られるバリアフリー。私たちには何気ない段差や障害物も、高齢者の方や車いすの方には大きな障害となります。お店や駅、病院などでは、障害者用のトイレや駐車場、スロープなどの設備が多く見られます。誰でも気軽に安心して出かけられるユニバーサルデザインの環境作りを進めていかなければなりません。こんなにも快適な生活を送れているのも全て税のおかげです。税の大切さを強く感じることができ自分自身のためにも税について知っていきたいと思いました。
税について
機械科1年C組 保月 勇人
僕は今回夏休みの宿題の税について勉強し、どれだけ自分にとって税が身近なものか改めて思い知りました。これまでの僕にとって税とは、大人が主に納めていて僕たち子供達には関係が無く、国が決めたことに使うという、自分とは全く無縁のものだと思い、あまり気にしていませんでした。ところが、今回、親などにいろいろ聞き、勉強してみると僕たちに一番身近な諸費税は国税(4%)と地方税(1%)に分かれていることが、税を利用した者が自分の周りにたくさんあり、今までそんなことなどあまり知らなかったけれど僕たちの暮らしは、税があるおかげで、この国が成り立っているんだと知りました。
僕が一番身近にある税で作られたものだと思うのは、学校・道路・近くにある公園にある水道です。もし、この3つがなかったなら僕たちは勉強することもできず、例え学校があったとしても歩きづらく雨が降れば水びだしの土の上を歩いて行かなければならないし、夏など暑いときに近くの公園できれいな水も飲めないと思います。それに治水のことも僕たちが水を使うために大切です。今このように川があふれないのも、きれいで安全な水が豊富に使えたり、飲めるのも、全ては税のおかげだと言うことに改めて気づかされました。
税金が国の財政として重要なものであることがわかりましたが、税金がみんなから好かれていないようにも思えました。平成元年に3%の消費税が導入され、9年に5%と消費税が3%から5%に引き上げられましたが、その時々に多くの反対があったそうです。みんなの暮らしを守り、生活を向上させるのに必要なお金なのに、税金を納めることがなぜ好かれないのか・・・・。でも、僕も悪いことのように感じていました。しかし、その消費税を払う分、僕たちの生活は豊かになり、子供から老人まで住みやすく、暮らしやすくなっていることが分かりました。特に今は高齢化が問題になっています。お年寄りがますます増える社会の中で、税は重要だと思います。なぜなら、バリアフリーの施設、病院などを作るのに必要だからです。お年寄りの方が安心して暮らせるためには、やはりたくさんの人たちの協力が必要です。
それに、僕たちは日頃図書館や学校、道路を使いお世話になっています。その思いやりと感謝の気持ちを税を納めることによって表すことも出来ると思います。そう考えると、税は僕たちにより身近なものに感じられ、なぜ税が必要なのかということが分かってくると思います。
最後に僕が言いたいことは、税は仕方なく納めるものでなく、自分のために納めるものだと言うことです。このことは、僕も税について勉強するまでは分かっていませんでした。だから、税さえなければもって物が安く買えるのに、と思っていました。5%という消費税は僕にとってあまり払いたくなかったのです。しかし、今回勉強してみて、税の見方が変わりました。
僕は税は自分の地域への感謝の気持ちと、思いやりの気持ち、そしてきれいで住みよい地域を子供に引き継ぐためだと思っています。しかし、それより一番大切なのは税を納めることによって、お互いをささえあうということだと僕は思います。そして、僕が大人になり社会に出て実際に納税者になった時、税の仕組みを通じて日本の経済や政治といった社会全体を見ることが出来るように、これからも勉強していきたいと思います。
11月15日(木)長田税務署署長:藤林 豊様が来校され、本校生を表彰されました。
神戸税務署長の川人正孝さんとの座談会が神戸新聞に掲載されました。
上段左から
佐藤教諭 :柏木教頭 :櫻井校長 :藤林長田税務署署長 :税務署職員
下段左から
西尾 尚 :河田崇一郎 :保月 勇人 :稲垣逸太 :櫻井秀樹